JAグループ徳島は、10月24日に徳島県選出の国会議員、11月1日に森山裕国対委員長へ、高収益作物次期作支援交付金の運用見直しに係る要請を行いました。
高収益作物次期作支援交付金について、農水省が全国で順次受け付けを始めたところ、想定を上回る申請が殺到し、交付額や対象面積を絞り込むよう要件が変更されるなど、大幅な見直しが公表されたことで生産現場では大きな混乱が生じています。
これを受けてJAグループ徳島は緊急要請を行い、JA徳島農政協議会の中西庄次郎会長が各議員へ要請書を手渡しました。
要請の内容は、①今回の運用見直しの経緯や事務手続きの変更内容に関する農業者への説明責任を果たすこと、②営農継続に取り組むため、機械導入・施設整備等の先行投資を行った農業者を支援する施策を早急に構築すること、③「②」の施策の実施に必要となる予算を補正予算・予備費で確保すること――の3点。
中西会長は「意欲をもつ農業者が農業生産に打ち込めるよう、必要な予算確保をしっかりと行っていただきたい」と訴え、議員からは「農業者を支えるためにも政府や農林水産省へ強く働きかけていく」とのコメントをいただきました。